NEWS（11/05/13　16:24）

　統合セキュリティ対策ソフト“G Data”シリーズを販売するG Data Software（株）は13日、偽セキュリティソフトを検知し削除する無償ツール「G Data 偽セキュリティソフトクリーナー」を無償公開した。Windows XP/Vista/7に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

　近年、無償のセキュリティソフトを騙ってユーザーを騙し、インストールさせてPCへの侵入を図るタイプのマルウェア“偽セキュリティソフト（ローグウェア）”が急激に増加している。既存の有名アンチウイルスソフトによく似たデザインになっており、PCがウイルスに感染したなどと偽の警告を発して、有償版の購入をユーザーに迫るものが多い。また、この手のソフトは削除が難しいのも特長と言える。

　本ソフトは、そういった偽セキュリティソフトを検知して削除できる専用ツール。自分のPCへ偽セキュリティソフトがインストールされていないかチェックするのにも使えるだろう。

　使い方は簡単で、本ソフトをダウンロードして実行するだけでよい。ダウンロードの際は必ずURLを確認して、G Dataの公式サイトからダウンロードしていることを確認しよう。もし偽セキュリティソフトがインストールされていなければ、“除去ができません”というメッセージが現れる。インストールされていた場合は、引き続き本ソフトの指示に従って偽セキュリティソフトの削除を行おう。

　また、本ソフトの配布ページには、偽セキュリティソフトへの感染を避けるための注意点も紹介されている。併せて参照しておきたい。