NEWS(11/08/19 15:31)

IPA、「Apache」などのサーバーソフトに対応した「MyJVN バージョンチェッカ」

チェック対象とするソフトを取捨選択した状態で起動できる機能も追加

「MyJVN バージョンチェッカ(サーバ用)」「MyJVN バージョンチェッカ(サーバ用)」

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は18日、PCへインストール済みのソフトが最新バージョンであるかを手軽にチェックできるセキュリティツール「MyJVN バージョンチェッカ」のサーバーOS向け「MyJVN バージョンチェッカ(サーバ用)」を公開した。

 「MyJVN バージョンチェッカ(サーバ用)」は、Windows Server 2003/2008、CentOS、Redhat Linuという4種類のサーバーOSに対応し、「Java Runtime Environment (JRE)」や、「Apache HTTP Server」「BIND」「OpenSSL」「Apache Tomcat」という4つのサーバーソフトが最新かどうかをチェックできる。

 また、一般ユーザー向け「MyJVN バージョンチェッカ」もバージョンアップしており、64bit版のWindows 7に対応した。加えて、チェック対象ソフトとして「Adobe Shockwave Player」が追加されている。

利用環境に合わせてチェック対象とするソフトを取捨選択できる利用環境に合わせてチェック対象とするソフトを取捨選択できる

 さらに、企業や組織のシステム管理者向けに、利用する環境に合わせてチェック対象とするソフトをあらかじめ取捨選択した状態で本ソフトを起動できる機能が追加された。本機能は、IPAのWebページ上でチェック対象とするOSやソフトなどを選択し、「MyJVN バージョンチェッカ」を起動するためのURLを生成する仕組み。

 生成したURLは、メールで配布したり、企業のイントラネットなどに記載して利用することで、組織内で統一したセキュリティチェックが可能となる。また本機能には、PCのセキュリティ設定が適切かどうかをチェックできる「MyJVN セキュリティ設定チェッカ」の機能も統合されている。

 「MyJVN バージョンチェッカ」は、Windows XP/Vista/7および64bit版の7に対応し、動作にはJavaランタイム(JRE)1.6以降が必要。また、「MyJVN バージョンチェッカ(サーバ用)」は、Windows Server 2003/Server 2008および同64bit版などに対応し、動作にはJavaランタイム(JRE)1.6以降が必要。いずれも現在、IPAのWebサイトで利用できる。

「MyJVN バージョンチェッカ」

【著作権者】
独立行政法人情報処理推進機構
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(11/08/18)

「MyJVN バージョンチェッカ(サーバ用)」

【著作権者】
独立行政法人情報処理推進機構
【対応OS】
Windows Server 2003/Server 2008/Server 2003 x64/Server 2008 x64など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(11/08/18)

(加藤 達也)