NEWS(11/09/01 11:49)

Opera、深刻度“High”の脆弱性を修正した「Opera」v11.51を公開

別のWebサイトのセキュリティ情報を表示できてしまう脆弱性を修正

 Opera Software ASAは31日、独自エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」の最新版v11.51を公開した。最新版の主な変更点は、同社の基準で深刻度が5段階中2番目に高い“High”に分類された脆弱性を修正したこと。

 修正された脆弱性は、悪意あるWebサイトで信頼された別のWebサイトのセキュリティ情報を、アドレスバーやアドレスバーから表示するポップアップに表示できてしまうというもの。また、詳細は未発表だが同社の基準で深刻度が5段階中4番目に高い“Low”に分類された脆弱性も修正されている。

 さらに、スピードダイアルで“+”マークをクリックすると強制終了する不具合や、表示されたダイアログのボタンをタブバー上にドラッグすると強制終了する不具合など多くの不具合が修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできるほか、自動アップデート機能を使って更新することも可能。

【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.51(11/08/31)

(長谷川 正太郎)