いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel】そんなグラフで大丈夫か? 新社会人が押さえておくべきグラフ選び
2026年4月15日 06:55
グラフは目的に応じて使い分けよう
学生時代に、データを元にグラフを作成した経験がある人は多いでしょう。ExcelやGoogle スプレッドシートでグラフを作成して、レポートに貼り付けた経験もありますよね。関数よりも、グラフ作成のほうが簡単だと感じている人も多いのではないでしょうか。
その感覚は正しく、数クリックするだけで一見それらしいグラフを作成することができます。ただし、どのグラフを使うべきなのかは事前に決めておく必要があります。同じデータを元にしていても切り口を変えれば、異なる種類のグラフになります。データの大小比較、時系列での推移、全体に占める割合など、目的に合わせたグラフを選べるかがポイントです。例えば、以下のデータからどのようなグラフを作成できると思いますか?
このデータでは、グラフの代表例である「棒グラフ」「折れ線グラフ」「円グラフ」のいずれも作成可能です。今回は3つのグラフを例にグラフ作成の基本を振り返りましょう。
数値の大小関係を比較する「棒グラフ」
棒グラフは“店舗ごと”や“月ごと”の単位で数値の大小を比較する場合に利用します。操作としては、グラフにしたいデータを選択して[おすすめグラフ]をクリックすればいいだけですが、意図通りの棒グラフにするためには「何を比較するのか」を決めておく必要があります。
なお、比較する対象のないデータでは適切なグラフになりません。棒グラフにも種類があり、同時に要素の内訳も表現したい場合は「積み上げ棒グラフ」、全体の割合を見せたいときは「100%積み上げ棒グラフ」を使います。「横棒グラフ」は、数値の大小でランキングを表現したい場合に便利です。
時間経過に伴うデータの変化を表す「折れ線グラフ」
折れ線グラフは、月や年など、時間の経過に伴うデータの変化を見せたい場合に利用します。つまり、時間軸のないデータを元にした折れ線グラフに意味はありません。ここでは、1~4月の月次合計の推移を表す折れ線グラフを作成してみましょう。連続しないセル範囲を選択する場合は、[Ctrl]キーを押しながらドラッグします。
ここでは、大きく売上が下がっている印象を緩和するために目盛りの[最小値]を調整しました。このように、折れ線グラフの印象は、目盛りの[最小値]や[最大値]、[単位]や[横軸との交点]などによって大きく変わります。グラフを作成する時だけでなく、グラフを見るときに注意したいポイントです。
なお、各店舗の売上を棒グラフで、月次合計を折れ線で表現するといったグラフは「複合グラフ」や「2軸グラフ」と呼ばれます。詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
全体に占める割合を表現する「円グラフ」
円グラフは、各データが全体に対して占める割合を表現する場合に利用します。円の一部を切り離して強調するテクニックもあります。真ん中に穴を空けた「ドーナツグラフ」を作成して、特に注目してほしいデータを中央に記述する方法もあります。
なお、円グラフを斜めに傾けて立体的に見せる「3-D円グラフ」も割合を表しますが、奥行きの錯覚を利用した印象操作に使われることもあるので注意しましょう。
円グラフの応用的な使い方として、「二重のドーナツグラフ」もあります。省スペースで複数の情報を詰め込めるテクニックなので、こちらの記事も参考にしてください。




































