NEWS(11/09/07 14:11)

Mozilla、偽SSL証明書問題への追加対策を施した「Firefox」「Thunderbird」v6.0.2

“DigiNotar”が発行したルート証明書などを信頼できない証明書のリストへ追加

 Mozillaは6日、Webブラウザー「Firefox」とメールソフト「Thunderbird」の最新版v6.0.2を公開した。最新版の主な変更点は、認証局“DigiNotar”が発行した偽のSSL証明書問題の拡大を受けて追加の対策を施したこと。

 具体的には、DigiNotarが発行したルート証明書と複数の中間証明書が、明示的に“信頼できない証明書”のリストへ追加された。これにより、ほかの認証局が発行したSSL証明書とDigiNotarが発行したSSL証明書が併用されているWebサイトでも警告が表示されるようになった。また、前回の対策で削除されなかった“PKIOverheid”中間証明書も“信頼できない証明書”のリストへ追加されている。

 さらに、「Firefox」の旧バージョンとなるv3.6シリーズと「Thunderbird」の旧バージョンとなるv3.1シリーズでも、同様の対策が施された「Firefox」v3.6.22および「Thunderbird」v3.1.14が公開されている。

 「Firefox」と「Thunderbird」v6.0.2は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7およびVista/7の64bit版に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。また、両ソフトの自動アップデート機能を利用して更新することも可能。

「Firefox」「Thunderbird」ともに

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0.2(11/09/06)

(長谷川 正太郎)