NEWS(11/09/14 16:57)
IE10の最新プレリリース版、“Windows 8”の“Metro”デスクトップでも利用可能に
Windows 7向け「Internet Explorer 10 Platform Preview」は後日公開予定
米Microsoft Corporationは13日(現地時間)、同社製OS“Windows”の次期バージョン(コードネーム:Windows 8)のプレビュー版「Windows Developer Preview」(以下、「WDP」)を無償公開した。「WDP」には、Webブラウザー“Internet Explorer”の次期バージョン「Internet Explorer 10」(以下、IE10)のプレリリース版も含まれている。
13日に更新された最新版のIE10では、Web標準技術への対応がさらに強化されており、HTML5の“Application Cache”“History”“Spellcheck”といった技術や、CSS3の3D変換やアニメーション、影付きのテキストなどが利用できるようになった。また、データベース技術“Indexed Database API(IndexedDB)”やWebページの読み込みなどにかかった時間を取得できる“Navigation Timing”、SVGのフィルター効果などもサポートされている。これらの機能は、リニューアルされたデモサイト“Internet Explorer 10 Test Drive”でテストすることが可能だ。
また、「WDP」版のIE10では“Metro”デスクトップでも利用可能。タブの切り替えなどの機能はそのまま、タッチ操作でも快適に扱えるコンパクトなデザインになっている。気に入ったWebページを“ピン留め”して、“Metro”デスクトップへタイルとして表示させておくこともできる。
なお、これまで提供されていたWindows 7向けの「Internet Explorer 10 Platform Preview」(以下、「IE10 PP」)は今回公開されておらず、旧バージョンをダウンロードすることもできなくなっている。ただし、同社によると後日公開予定とのことで、Windows 7でIE10がサポートされなくなったわけではない。