NEWS(11/09/20 14:57)
“C”“C++”で書かれたコードを実行可能になった「Google Chrome」v14の安定版
高度なオーディオエフェクトをJavaScriptで実現できるAPI“Web Audio”に対応
米Google Inc.は16日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v14.0.835.163を公開した。最新版の主な変更点は、“C”“C++”といったプログラミング言語で書かれたコードをWebブラウザー内で実行できる“Native Client”技術に対応したこと。
“Native Client”技術はオープンソースで開発されており、コンパイル済みのネイティブコードをWebブラウザー内で実行できる。なお、現在“Native Client”技術で利用できるアプリケーションは“Chrome ウェブストア”内にあるものに限られているが、同社によると今後できるだけ早い時期に“Chrome ウェブストア”以外からでも利用できるようにする予定とのこと。
また、高度なオーディオエフェクトをJavaScriptで実現できるAPI“Web Audio”に対応した。これにより、音響空間の再現や立体音響などをリアルタイム処理できるWebアプリが実行可能になった。“Web Audio”を使ったWebアプリのサンプルは同社の“Google Code”内の“Web Audio Examples”ページから利用できる。
そのほか、多数の脆弱性も修正されており、Windows版では同社の基準で4段階中2番目に高い深刻度“High”に分類された脆弱性が15件、3番目に高い“Midium”が10件、もっとも低い“Low”が5件修正されている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組みで、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 14.0.835.163(11/09/16)