NEWS(11/09/22 17:51)
定番テキストエディター「EmEditor Professional」がメジャーバージョンアップ
マーカー機能や実体参照で表された文字をツールチップ表示する機能などを搭載
(株)エムソフトは22日、テキストエディター「EmEditor Professional」(以下、「EmEditor」)v11.0.0を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7およびXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7の64bit版に対応する価格4,200円(税込み)のシェアウェアで、30日間無償で試用可能。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
v11では、“マーカー”機能が新たに搭載。「EmEditor」ではこれまでも各種プログラミング言語に対応したシンタックスハイライト機能を搭載しており、予め決められたルールに従ってテキストを色分け表示できる。“マーカー”機能はそれとは独立した機能で、ユーザーが指定したワードを手軽にハイライト表示することが可能。ハイライトのON/OFFも簡単で、一時的にテキストの一部を強調表示したい場合に活用しよう。
“マーカー”機能を利用するには、テキスト内でハイライトさせたい部分を選択し、選択テキストの右クリックメニューから[マーカーに追加]項目を選択するだけでよい。専用のツールバーや設定ダイアログも用意されており、背景色の変更、大文字・小文字の区別、正規表現の利用といった高度なカスタマイズも可能。ツールバーのマーカーボタンを押せば、当該マーカーがつけられた部分へ順にシャンプできるのが便利。
さらに“自動マーカー”機能を利用すれば、マウスカーソル上の単語を自動認識して、テキスト内の同じ単語をハイライト表示することもできる。ソースコードで同じ名前の変数を探す場合などに役立ちそうだ。
また、文字参照で表された文字をツールチップで表示できる機能が追加された。文字参照とは、HTML/XML文書などで文字・記号を“&”“&”といった形式で指定できる仕組み。どちらの文字参照もWebブラウザーでは“&”と表示されるが、それをツールチップで手軽に確認できるのが便利。さらにツールチップの右クリックメニューからは、文字参照を文字へ変換したり、文字をクリップボードへコピーすることも可能だ。
そのほか、プラグインとして提供されていた“検索”ツールバーが、「EmEditor」本体へ統合された。選択テキストをドラッグ&ドロップで検索ボックスへコピー可能になるなど、「EmEditor」本体との連携が向上している。また、ツールバーが置換に対応したほか、複数の置換ルールを登録して、一度に置換作業を行える“連続置換”機能が搭載されたも大きな変更点だ。一部ユーザーからの要望が多かった[重複行の削除]コマンドや[最近閉じたファイル]コマンドなども追加された。
なお、本ソフトはv10.1.0より体験版と製品版が同一のプログラムになっている。試用中に登録キーを入力することによって製品版として利用できる。また、「EmEditor」v10を利用している場合は、[ヘルプ]-[更新のチェック]メニューからv11へ更新可能。2011年10月31日までに購入されたライセンスに関しては無償でv11へアップデートできる。
- 【著作権者】
- Emurasoft, Inc.
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 4,200円(税込み)
- 【バージョン】
- 11.0.0(11/09/22)