NEWS(11/10/13 15:47)
「Safari」v5.1.1が公開、“iCloud”を介したブラウザー情報のプッシュ同期に対応
修正された脆弱性は全9件
米Apple Inc.は12日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Safari」v5.1.1を公開した。Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
v5.1.1では、新たにAppleのクラウドサービス“iCloud”に対応。Windows向けの“iCloud”用クライアントソフト「iCloud Control Panel」を利用すれば、PC上の「Safari」とiOS端末上の「Safari」のブックマーク・リーディングリストを、自動かつリアルタイムに同期できる。
また、Flashコンテンツで東アジア文字を入力できない不具合や、“Google Safe Browsing Service”をアップデートできない問題も修正された。ほかにも、メモリを過剰に消費する問題やフリーズする問題の解決、ページ内検索、タブのドラッグ操作、拡張機能の管理、“Google マップ”における拡大・縮小操作における安定性の向上、印刷機能の強化などが施されている。
なお、本バージョンでは全9件の脆弱性が修正された。そのうちWindows版に関係のあるものは6件で、拡張機能におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性(本来アクセスが許されないディレクトリへのアクセスを許してしまう脆弱性)、メモリが破壊される問題やクロスオリジン問題(意図しない別ドメインのサイトからのアクセスを許す問題)などが修正されている。なるべく早急なアップデートが必要だ。
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.1.1(11/10/12)