NEWS(11/10/19 14:49)
信頼できないDLLの読み込みを防ぐ機能を追加した「FFFTP」v1.98b
v1.97b以前のバージョンで作成されたINIファイルの読み込みに対応
FFFTP Projectは18日、定番FTPクライアントソフト「FFFTP」の最新版v1.98bを公開した。本バージョンでの主な変更点は、信頼できないDLLの読み込みを防ぐ機能を追加したこと。
同プロジェクトによると、Microsoftの署名が無いDLLや改変されたDLLが読み込まれるのを回避することで、マルウェアなどによってパスワードやデータを傍受されたり、改ざんされる危険性を低減できるという。この機能を利用するには、コマンドラインオプションに“--protect”を追加すればよい。
本機能を利用したことで本ソフトの動作が遅くなったり起動に失敗するようになった場合は、“--protect-medium”や“--protect-low”をコマンドラインオプションに指定して保護レベルを調節することで、動作の遅さなどを改善することが可能。
また、v1.98から本ソフトの設定を保存するINIファイルの文字コードが変更され、v1.97b以前の設定をINIファイルを利用して引き継げなくなっていたが、本バージョンでv1.97b以前のバージョンで作成されたINIファイルの読み込みに対応した。
そのほか、右クリックメニューに表示される項目を利用して任意のコードが実行される可能性のある問題が修正されたほか、大量のファイルを転送した際に本ソフトがクラッシュすることがある不具合が軽減されている。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在ライブラリサイト“SourceForge.JP”のプロジェクトページからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- FFFTP Project、Sota & cooperators
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.98b(11/10/18)