NEWS(11/10/26 16:29)
IPA、戸籍や住基で利用される約6万の漢字を収録した「IPAmj明朝」を正式公開
戸籍統一文字・住基本台帳ネットワークシステム統一文字の58,712文字が含まれる
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は26日、人名などに利用されている約6万字の漢字を収録したOpenTypeフォント「IPAmj明朝」を正式公開した。現在、オープンソース情報データベース“OSS iPedia”のWebサイトから無償でダウンロードできる。
氏名に使われる漢字にはさまざまな字体が利用されているが、コンピューターでそれらを正確に表現するためには、標準搭載されていない文字を“外字”として別途作成する必要がある。しかし、外字の作成にはコストがかかる上、さまざまな機関で異なる符号が割り当てられれば、作成したフォントに互換性がなくなってしまう。
そこで、戸籍や住民基本台帳ネットワークシステムで必要とされる文字フォントを、各種行政機関で統一して利用できるように開発されたのが「IPAmj明朝」だ。5月に“検証版”が初めて公開されており、このたび検証を終えたとして正式版が公開された。部首や画数、SVG形式の図形などといった文字情報を収めた“文字情報一覧表”も公開されている。もちろん、これらは民間で利用することも可能だ。
「IPAmj明朝」には、戸籍統一文字・住民基本台帳ネットワークシステム統一文字の58,712文字が含まれており、8ポイントから24ポイントまでの公的文書の印字に使用可能な品質を備える。
- 【著作権者】
- 独立行政法人情報処理推進機構
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 001.01(11/10/26)