NEWS(11/10/28 16:39)

Nullsoft、“Highly critical”な脆弱性を修正した「Winamp」v5.622を公開

“in_midi.dll”“in_mod.dll”“in_nsv.dll”に存在した脆弱性を修正

「Winamp」v5.622「Winamp」v5.622

 米Nullsoft, Inc.は27日(現地時間)、マルチメディアプレイヤー「Winamp」の最新版v5.622を公開した。Windows Vista/7と同64bit版を含むWindows 2000以降に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 本バージョンでは、“in_midi.dll”“in_mod.dll”“in_nsv.dll”の各プラグインに存在した脆弱性が修正されている。脆弱性の内容は、MIDI/AMF/NSVファイルを再生する際のヘッダー処理に問題があり、ヒープベースのバッファオーバーフローが発生するというもので、デンマークのセキュリティベンダーSecuniaは深刻度を5段階中2番目に高い“Highly critical”と分類している。

 ほかにも、TSCC/RGB/YUVデコーダーで整数オーバーフローが発生する問題や、音楽の再生中に特定のキーを押し下げるとクラッシュする問題などの修正、各種コンポーネントの更新なども行われている。

【著作権者】
Nullsoft, Inc.
【対応OS】
Windows 2000以降(Windows Vista/7/Vista x64/7 x64を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.622(11/10/27)

(柳 英俊)