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「Chrome OS M135」がリリース ~キーボードでマウスを操作できるアクセシビリティ機能などを導入

脆弱性も6件修正

「Chrome OS M135」がリリース

 米Googleは3月19日(現地時間)、「Chrome OS M135」を発表した。主な変更点は以下の通り。

  • AndroidのBluetoothスタック「Fluoride」を「ChromeOS Flex」に導入。「ChromeOS 122」からChromeOSデバイスで展開されていたが、「ChromeOS Flex」も移行が開始される。この移行はログイン時にシームレスに行われ、既存のペアリングされたデバイスは維持される。問題が発生した場合は「chrome://flags/#bluetooth-use-floss」で新しいスタックを無効できる
  • ファイル名を正確に覚えていなくても、内容の説明で画像を検索できるように
  • 「ChromeOS」のマウスでも「ファスト ペアリング」(Fast Pair)が利用可能に。対応マウスをChromeOSデバイスに近づけると、ワンクリックでペアリング処理を始められる
  • キーボードを使ってマウスポインターを操作できるアクセシビリティ機能「マウスキー」(Mouse Keys)を導入
  • フェイスコントロールの強化。アクティブになっていることをわかりやすくすると共に、OFFにするプロセスを簡素化
キーボードを使ってマウスポインターを操作できるアクセシビリティ機能「マウスキー」(Mouse Keys)

 また、セキュリティ関連の修正も多数含まれている。サードパーティーの修正を除くと、6件の脆弱性が修正された(括弧内は深刻度)。

  • CVE-2025-3074:Inappropriate implementation in Downloads(Low)
  • CVE-2025-3073:Inappropriate implementation in Autofill(Low)
  • CVE-2025-3069:Inappropriate implementation in Extensions(Medium)
  • CVE-2025-3071:Inappropriate implementation in Navigations(Low)
  • CVE-2025-3070:Insufficient validation of untrusted input in Extensions(Medium)
  • CVE-2025-3066:Use after free in Site Isolation(High)