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バッテリーセーバーを搭載した「ChromeOS 122」が発表 ~「Critical」な脆弱性にも対処

ランチャー検索に機械学習を応用、「スクリーンキャスト」アプリも強化

Google、「ChromeOS 122」を発表

 米Googleは3月8日(日本時間)、「ChromeOS M122」を発表した。以下の新機能の展開や改善が行われている。

バッテリーセーバー

 ディスプレイとキーボードのバックライトの輝度を下げたり、一部のバックグラウンド機能を停止することでバッテリー持続時間を延ばす「バッテリーセーバー」が搭載。デバイスのバッテリー残量が20%を切ると自動的に有効化される(手動での有効化も可能)。

バッテリー持続時間を延ばす「バッテリーセーバー」

スクリーンキャストで録音を編集

 「ChromeOS 104」以降には、内蔵カメラとデスクトップを同時に録画して操作マニュアルや動作デモの動画を手軽に作成できる「スクリーンキャスト」というアプリが標準搭載されている。「ChromeOS 122」ではこのアプリが強化され、文字起こしされたユーザーの言葉を編集したり、録音部分をミュートしたり、長い録音を見やすくするためセクションにタイトルをつけたりできるようになっている。

スクリーンキャストで録音を編集

ランチャー検索にAIの力を

 ランチャー検索に機械学習が応用され、天気予報の確認、計算、単位変換、言語翻訳などを行えるようになった。

そのほかの変更

 Chromebookの上級種「Chromebook Plus」で、時間帯によって変化する壁紙が追加された。最大深刻度「Critical」の脆弱性修正も含まれているので、できるだけ早いアップデートをお勧めする。

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。なお、一部機能は段階的にロールアウトされる。すぐには利用できないことがあるので注意したい。