ニュース

「ChromeOS 124」が発表 ~すばやく画面分割する機能が導入、巨大マウスカーソルも

WiFi QoSでネットワークも快適

Google、「ChromeOS 124」を発表

 米Googleは5月3日(日本時間)、「ChromeOS M124」を発表した。以下の新機能や改善が行われている。ただし、一部機能は段階的にロールアウトされる。すぐには利用できないことがあるので注意したい。

分割画面のセットアップを高速化

 Chromebookには生産性を高めるため、デスクトップを分割して複数のウィンドウを並べて表示する機能が備わっている。「ChromeOS M124」ではこの機能がさらに改善され、「Faster Split Screen Setup」と呼ばれるエクスペリエンスが追加された。

 タブレットモードでスクリーン上部のバーを引き出すと分割レイアウトの候補が現れ、クリックすると指定したレイアウトでアクティブウィンドウが配置される。もう片方のレイアウトには表示するウィンドウの候補がサムネイルで表示され、選択すると当該ウィンドウが配置される。候補から選ぶ代わりに、シェルフ(Windowsでいうところのタスクバー)からアプリを起動してもよい。

「ChromeOS 124」の画面分割 - 窓の杜

WiFi QoS

 「ChromeOS 124」には「QoS」(Quality of Service)機能が新たに搭載。Wi-Fiネットワークが混雑していても、ビデオ会議やゲームアプリケーションなどのトラフィック優先順位をスマートに決定し、バッファリングが少なく、よりスムーズなビデオ再生が可能となる。

 ただし、初期リリースはマネージドユーザー(組織で管理されているデバイス)には展開されない。

マウスカーソルのサイズを拡大

 マウスカーソルのサイズを大きくする機能が改善され、従来よりも大きなサイズを選べるようになった。この機能はもともと弱視ユーザー向けのアクセシビリティツールだが、大きな会場でアプリの使用方法をデモンストレーションする場合などにも役立ちそうだ。

マウスカーソルのサイズを拡大

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。