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「ChromeOS 125」が安定版に ~多くのAI機能を導入・拡充

ハードウェア接続の改善、アクセシビリティの強化、画面キャプチャーの新オプションなども

Google、「ChromeOS 125」を発表

 米Googleは5月30日(日本時間)、「ChromeOS M125」を発表した。以下の新機能や改善が行われている。ただし、一部機能は段階的にロールアウトされる。すぐには利用できないことがあるので注意したい。

多くのAI機能

 「ChromeOS 125」では、多くのAI機能が導入された。

  • Assistive Copyeditor:文法、スペル、文体、明瞭さ、構成など、テキストを執筆するうえでの改善点を提案する支援機能。「Google ドキュメント」にはすでにある機能だが、そうした機能を提供していないWebサイトで長文を入力する際に役立つ
  • ビデオ会議の背景を生成:テキストプロンプトからビデオ会議の仮想背景を生成・利用する。「Chromebook Plus」向けの機能
  • ジェネレーティブ壁紙:生成AIで壁紙を作成
  • ランチャーで画像検索:画像内のテキストも対象にしたファイル検索をランチャーで

 また、ライブキャプション(字幕)とディクテーション(音声入力)が利用できるロケールが拡充された。ライブキャプションは1言語から6言語に、ディクテーション対応は1ロケールから18ロケールになっているという(編集部ではまだ日本語対応を確認できていない)。

快適なハードウェア接続

 ハードウェア接続の改善も、「ChromeOS 125」における注目点だ。

  • 互換性のあるBluetoothヘッドセットの通話コントロールボタンに対応。通話への応答、拒否、終了、マイクのミュートなどを制御可能に
  • マウスで「ファスト ペアリング」(Fast Pair)が利用できるように。対応マウスならChromebookに近づけると接続を促す通知が表示され、ワンクリックでペアリングを完了できる

そのほかの改善

 そのほかにも、「ChromeOS 125」には多くの改善が導入されている。

 まず、アクセシビリティ設定としてアニメーションを減らすオプションが追加された。アニメーションに酔ったり、集中が途切れたりといった症状を抱えたユーザー向けだ。

画面のアニメーションを減らすオプション

 次に、画面キャプチャー機能でデスクトップを録画する際、アニメーションGIF形式で保存できるようになった。短い動画であればGIF形式の方が好ましい場合もあるので活用したい。

 最後に、ギャラリーのビデオプレイヤーに再生速度をコントロールするメニューが追加された。ファイルをプレビューする際、動画の再生速度を0.25倍から2倍までの範囲で微調整できる。

ギャラリーのビデオプレイヤーに再生速度をコントロールするメニューが追加

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。