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「Chrome OS M134」を発表 ~アシスタントを起動するとGeminiが対応するように

10件の脆弱性修正も

「Chrome OS M134」を発表

 米Googleは3月19日(現地時間)、「Chrome OS M134」を発表した。主な変更点は以下の通り。

  • スローキー:手先が不自由だったり震えのあるユーザーでも使いやすいように設計されたアクセシビリティ機能。一定時間キーを押し続けることでキーが登録される。これにより、意図しないキーが押されることを防止できる
    スローキー
  • GIFがクイック インサートに対応:クイック インサートメニューからメッセージやドキュメントにアニメーションGIFを直接挿入可能に
  • アシスティブ エクスペリエンスがGeminiによって強化:Google アシスタントを起動すると「Gemini」アプリに誘導されるようになる
    Google アシスタントを起動すると「Gemini」アプリが起動

 また、以下のセキュリティ修正も行われた(カッコ内は深刻度)。

  • CVE-2025-1914:Out of bounds read in V8(High)
  • CVE-2025-1919:Out of bounds read in Media(Medium)
  • CVE-2025-1918:Out of bounds read in PDFium(Medium)
  • CVE-2025-1921:Inappropriate Implementation in Media Stream(Medium)
  • CVE-2025-1923:Inappropriate Implementation in Permission Prompts(Low)
  • CVE-2025-1916:Use after free in Profiles(Medium)
  • CVE-2025-2135:Type Confusion in V8(High)
  • CVE-2025-2137:Out of bounds read in V8(Medium)
  • CVE-2025-1920:Type Confusion in V8(High)
  • CVE-2025-2136:Use after free in Inspector(Medium)

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。セキュリティ修正も含まれているので、できるだけ早い対応が望ましい。