ニュース

今年最後の「ChromeOS」安定版がリリース ~再起動なしのデバイスリセット機能を追加

通知に気付かない人のためのフラッシュ通知も

Google、「ChromeOS 131」を発表

 米Googleは12月14日(日本時間)、「ChromeOS M131」を発表した。今年最後のメジャーバージョンアップとなる。

セーフティ リセット

 「ChromeOS M131」の目玉となりそうなのは、「セーフティ リセット」(ChromeOS Back To Safety)と呼ばれる機能だ。

「セーフティ リセット」(ChromeOS Back To Safety)

 これはシステム設定の変更や拡張機能が原因でシステムが不安定になったとき、正常に動いていた以前の状態へ戻すためのものだが、OSの再起動が不要というのがポイント。作業を中断することなく、デバイスを再び快適な状態へ復帰させることができる。

 具体的には、以下のアクションが実行されるようだ。

  • 「Google Chrome」の設定とショートカットをリセット
  • 拡張機能を無効にする
  • Cookieなどの一時的なサイトデータを削除(ブックマーク、履歴、保存したパスワードは対象外)

 この機能は「設定」アプリの[システム設定]ページから利用できる。

フラッシュ通知

 [スクリーン補助]-[音声、字幕]設定ページに追加された新オプション[点滅による通知]は、アプリなどから通知があった場合にスクリーンを点滅させる。画面隅に表示される通知では、よく見逃してしまうという人には便利だろう。

 ただし、光に敏感なユーザーは使用を控えたほうがよい。既定は無効だ。

[点滅による通知]オプション

 そのほかにも、生成AIを活用したリーディングアシスタント「Quick Answers」のスタイルがアップデートされているとのこと。

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。セキュリティ修正も含まれているので、できるだけ早い対応が望ましい。