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新しい「Windows Update」が始動 ~待たせない、何回もしない、忙しいときは後回し

更新の一時停止をカレンダーで指定することも

同社のアナウンス

 米Microsoftは4月24日(現地時間)、新しい「Windows Update」のテストを開始した。今年3月に約束した改善を実際にテストできる。

 新しい「Windows Update」は、アップデートに関わる混乱を減らすことと、ユーザーの意思を尊重することの2つが大きなテーマとなっている。具体的には、以下の改善が導入される。

  • OOBE(OSの初期セットアップ)で更新をスキップ:デバイスを利用する前にOSを最新の状態にするのが理想だが、それには更新プログラムのダウンロードとインストール、OSの再起動が必要で時間がかかる。急いでいる場合はそれらを後回しに(スキップ)して、すぐにデバイスへアクセスできるようにする
    OOBE(OSの初期セットアップ)。これまでは「Windows Update」のチェックと適用が必須で、長い時間待たされることがあった
  • 更新の一時停止をカレンダーで指定:従来は一週間単位でしか更新を延長できなかったが、今後は「何月何日まで停止」を選べる。最大35日先までしか選べないが、何度でも再延長できるので、実質は無制限だ
    更新の一時停止をカレンダーで指定。繁忙期を越えたら、試験が終わったらといった指定が可能
  • 電源メニューの改善:アップデートを行わずに再起動、シャットダウンするメニューを常に用意する。忙しいときは更新プログラムのダウンロードとインストールを後回しにできる
    更新プログラムのダウンロードとインストールを後回しにする再起動・シャットダウン電源オプションを常に表示
  • 再起動を減らす:ドライバー、.NET、ファームウェアのアップデートを毎月の「Windows Update」にまとめ、OSの再起動を原則月に1回に抑える。プレビュービルドをテストする場合も、週に1度になる
    ドライバー、.NET、ファームウェアのアップデートを毎月の「Windows Update」で一度に実施。ユーザーインターフェイス上も「利用可能な更新」としてひとまとめになる

 そのほかにも、ドライバーの更新プログラムの名前を改善。ディスプレイやオーディオ、バッテリーといったデバイス分類をパッチ名に表示することで、なにがアップデートされるのかを明確にする工夫を行うとのこと。

 また、OSのセキュリティと安全性を高めるため同社が推進している「セキュア フューチャー イニシアティブ」(Secure Future Initiative、SFI)に則り、セキュリティの改善と更新成功率の向上に今後も取り組んでいくとのこと。これにはパッチのサイズ削減、適用にかかる時間の短縮、自動修復プロセスの強化などが含まれる。

 これらの改善はまず、「Windows Insider Preview」ビルドで段階的にテスト提供される。すでに一部機能は、機能フラグ(Feature flags)を有効化することで試すことが可能。商用デバイス向けの管理者向けコントロールについては後日案内されるとのこと。

「Windows Insider Preview」ビルドの機能フラグ(Feature flags)