NEWS(12/02/01 13:13)

サイバーリンク、メディアプレイヤー「PowerDVD 12」の体験版を公開

Android/iOSとの連携を強化、総合的なメディアライブラリとしての機能も向上

「PowerDVD 12」v12.0.1312.54「PowerDVD 12」v12.0.1312.54

 サイバーリンク(株)は1月31日、定番Blu-ray Disc/DVD再生ソフトの最新版「PowerDVD 12」の体験版を公開した。

 v12では“TrueTheater 3D”機能が強化され、DVDだけでなく2DのBlu-ray Disc映像をリアルタイムで3D映像に変換して再生することが可能となった。また、Ogg Vorbis/FLACといった音声ファイルのほか、3D動画のファイル形式MK3Dの再生に対応した。

 さらに、再生している動画の映像を最大4倍まで拡大表示できるようになった。拡大中は、画面をマウスでドラッグして表示する位置を変更可能。そのほか、動画のシーク時にスライダーの位置の映像を表示する機能がBlu-ray Discに対応した。

 また、動画・音楽・画像ファイルのライブラリ機能が強化され、本ソフトの初回起動時にローカルにあるファイルをインポートできるようになった。画像のライブラリーでは、フォルダ内にある画像がフォルダのサムネイルとして表示され、スライダーでサムネイルの画像を高速に切り替えて目的の画像を探すことが可能となっている。

 体験版では試用できないが、製品版ではスマートフォン・タブレット機器との連携も強化されている。v12公開に合わせ、これまでAndroid搭載タブレット向けとして公開されていたメディアプレイヤー「PowerDVD Mobile」の最新版v4が公開され、Android搭載スマートフォンやiPhone/iPadにも対応した。さらに、Android端末との動画・音楽・画像ファイルの同期機能が追加されるとともに、PC内のファイルをAndroid端末で再生できる形式に変換して転送する機能が搭載された。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応し、現在同社のWebサイトから名前やメールアドレスなどを入力してダウンロードできるほか、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。体験版は30日間試用でき、上記の連携機能のほか、CPRMディスクの再生およびDTCP-IPを利用した録画番組のストリーム再生機能が制限されている。なお、体験版を利用するには無料のユーザー登録が必要。

 製品版は同社サイトからダウンロード購入可能で、価格は基本的な機能を備える最下位版の“Standard”版が4,980円(税込み)のほか、“Pro”版が9,500円(税込み)、“Ultra”版が11,800円(税込み)など。

【著作権者】
CyberLink Corp.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 4,980円(税込み)など)
【バージョン】
12.0.1312.54(12/01/31)

(加藤 達也)