NEWS(12/02/01 15:18)
メール内の語句からWeb検索が可能になった「Thunderbird 10」正式版が公開
深刻度が4段階中最も高い“最高”に分類された脆弱性5件なども修正
Mozillaは1月31日、メールソフト「Thunderbird」の最新正式版となる「Thunderbird 10」を公開した。最新正式版の主な変更点は、メール内の選択語句をWeb検索する機能が追加されたこと。
選択語句をWeb検索するには、右クリックメニューで[次の語句で Web 検索:]項目を指定すればよい。指定すると本ソフト上で新規タブが開かれ、Web検索の結果が表示される。また、メール検索欄にキーワードを入力すると表示される“次の語句で Web 検索:”ポップアップを選択しても、Web検索を行うことが可能。検索結果から開かれるWebページはWindows規定のWebブラウザーで開かれる仕組み。
検索結果タブでは、検索結果の左側にサイドバーが追加されており、Web検索に使うサービスを切り替えることが可能。検索サービスは標準の“Google”のほか、“Yahoo!Japan”“Amazon.co.jp”“Twitter”“Wikipedia”などが用意されており、サイドバー下のハート型ボタンを押すことで標準のサービスを変更することも可能。
また、フレームスクリプトで呼び出したオブジェクトがセキュリティチェックを迂回できてしまう脆弱性など、同社の基準で深刻度が4段階中最も高い“最高”に分類された脆弱性5件や、深刻度が4段階中2番目に高い“高”に分類された脆弱性2件も修正されている。
そのほか、メール検索機能の改良や不具合修正も施されている。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7および64bit版のVista/7などに対応するフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7/Vista x64/7 x64など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.0(12/01/31)