NEWS(12/02/06 14:12)
「Skype 5.8 for Windows」正式版が公開、フルHD品質でのビデオチャットに対応
“Facebook”連携が強化されたほか、“Push to Talk”機能が搭載される
ルクセンブルグのSkype Technologies S.A.は2日(現地時間)、P2P技術を利用した音声・ビデオチャットソフト「Skype」のWindows向け最新版「Skype 5.8 for Windows」を正式公開した。
v5.8では、フルHD品質でのビデオチャットに対応。フルHD品質でのビデオチャットには、H.264エンコーダーを内蔵した“ロジクール HD プロ ウェブカム C920”が必要で、最低でもアップロード・ダウンロードともに2Mbp以上の回線速度が必要であるとのこと。
また、v5.7ベータ版でテストされていた新しい“Facebook”連携機能や、“Push to Talk”機能、デスクトップ画面のグループ共有機能などが正式版に盛り込まれている。
“Facebook”連携機能では、「Skype」から直接Facebookの友達とビデオ・オーディオチャットが可能になった。また、Facebookのコンタクト画面では、オフラインのユーザーを隠す機能が追加されている。なお、Facebookの友達とのビデオ・オーディオチャット機能は、依然ベータ版として提供されているので注意してほしい。
“Push to Talk”機能とは、「Skype」で通話する際にホットキーでマイクの音声をON/OFFできるというもの。マルチプレイヤーゲームをプレイしているユーザーからの要望を受けたもので、設定画面にある[詳細]-[ショートカット]画面で有効化できる。
デスクトップ画面のグループ共有機能は、有償サービス“Skype Premium”専用の機能。通話中に[+]ボタンを押して、プルダウンメニューから[画面を共有する]メニューを選択するだけで、通話に参加しているユーザーとデスクトップの画面全体または指定したアプリケーションの画面を共有できる。
なお、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているが、詳しい内容については明らかにされていない。デンマークのセキュリティベンダーSecuniaでは、今回修正された脆弱性の深刻度を、5段階中3番目に高い“Moderately critical”と分類している。
「Skype for Windows」は、Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、固定電話などへの音声通話は有料。
- 【著作権者】
- Skype Limited
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(固定電話などへの通話は有料)
- 【バージョン】
- 5.8.0.154(12/02/02)