NEWS（12/02/13　16:22）

　国土地理院から刊行されている数値地図やさまざまな地形データ・標高データなどをもとに、地図や3Dモデルによる展望を表示できる「カシミール３Ｄ」の最新版v8.9.5が、11日に公開された。最新版の主な変更点は、“Google マップ”や国土地理院の運営する地図サービス“ウォッちず”で表示している場所を簡単に本ソフト上で表示できるようになったこと。

　“Google マップ”“ウォッちず”で表示している場所を本ソフトで表示するには、まず各サービスでその場所を表示するためのURLをクリップボードへコピーし、本ソフトの［編集］メニューの［位置情報を取得］項目を選択する。次に、表示されるダイアログで［ジャンプ］ボタンを押せば地図を各サービスで表示している場所と同じ位置へジャンプ可能。ダイアログではその位置へマークを付加したり、“ウェイポイント”として登録するといった操作もできる。

　“Google マップ”でURLをコピーするには、検索欄に何も入力していない状態で地図を移動し、Webページ上の［リンク］ボタンを押した際に表示されるポップアップ上のURLを使えばよい。“ウォッちず”でURLをコピーするには、表示した地図上をクリックすると地図の上部に表示されるURLを使おう。

　さらに、地図をドラッグでスクロールする際に慣性がつく仕様になった。また、GPSのデータを編集する“GPSデータエディタ”に検索機能が追加された。“GPSデータエディタ”の検索機能では、キーワードのほか、標高や日時の範囲を指定した検索が可能。

　本ソフトは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。