NEWS(12/02/27 16:59)

「カシミール3D」に2万5千件の山名・山小屋名を追加「日本山名データ25000」

山や峠、山小屋の緯度や経度、標高、読み仮名などを確認可能

「日本山名データ25000」を読み込んだ「カシミール3D」「日本山名データ25000」を読み込んだ「カシミール3D」

 「カシミール3D」の作者であるDAN 杉本氏は24日、「カシミール3D」に2万5千件以上の山名・峠名・山小屋名の情報を追加できる地名データファイル「日本山名データ25000」を公開した。無償で利用でき、編集部にて64bit版Windows 7上の「カシミール3D」v8.9.5で動作確認した。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。

 利用するには、「カシミール3D」の[ファイル]-[開く]メニューから[地名ファイル]項目を選択し、本ソフトのアーカイブに含まれるファイル“YAMADB25000.ndb”を読み込めばよい。“YAMADB25000.ndb”を読み込むと「カシミール3D」で表示した地図上に山名・峠名・山小屋名がアイコンとともに表示される。

緯度や経度、標高、読み仮名を確認可能緯度や経度、標高、読み仮名を確認可能

 アイコンにマウスカーソルを重ねると山名などがポップアップで大きく表示され、ダブルクリックするとダイアログが開き、詳しい情報を閲覧可能。ダイアログでは、緯度や経度、標高のほか、読み仮名も確認できる。また、山頂が三角点になっている山では読み仮名の末尾につけられた“(3△)”といった表記で三角点の種類を確認することも可能。

 本ファイルを使用して山名などが追加された地図を眺めていると、渋谷の道玄坂が峠として登録されているなど、意外な発見があって面白い。もちろん、登山などで山頂や山小屋を目指す際にも利用できるだろう。

 なお、本ファイルは、国土地理院が公開している平成13年版の“数値地図”をもとに作成されている。そのため、平成13年以降の地名などの変更は反映されていないという。また、本ファイルを使用して新たに成果物を作成し使用する場合は、国土地理院の承認が必要になるとのこと。

お詫びと訂正:記事初出時、本ファイルは国土地理院が公開している“基盤地図情報”をもとに作成されているとお伝えしましたが、“数値地図”の誤りでした。お詫びして訂正いたします。

【著作権者】
DAN 杉本 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(12/02/24)

(長谷川 正太郎)