NEWS(12/02/28 17:02)
Secunia、ソフトの脆弱性を一括調査する「Secunia PSI」v3.0のベータ版を公開
無駄を極力廃したシンプルな画面にデザインを変更
デンマークのセキュリティベンダーSecunia ApSは27日(現地時間)、PCにインストールされたアプリケーションの脆弱性を一括調査できるセキュリティツール「Secunia Personal Software Inspector(Secunia PSI)」の最新ベータ版v3.0 Betaの英語版を公開した。v3.0の主な変更点は、デザインが無駄を極力廃したシンプルな画面に変更されたこと。
v2系では画面が複数のペインに分かれており、脆弱性の深刻度やソフトのバージョンなど多くの情報が表示されていたが、本ベータ版では1画面に脆弱性のあるソフトのアイコンが並ぶだけのシンプルなデザインに変更された。また、起動時には自動でスキャンが行われ、本ソフトによる自動アップデートが可能なソフトはすべてアップデートが開始されるようになった。
何らかの事情でアップデートが実行できなかったり、自動アップデートに対応していないソフトは、ソフトのアイコンをクリックすれば、対応策を表示したり、Windows既定のWebブラウザーを開いてソフトをダウンロードできる。そのほか、画面左下の[Scan again]ボタンを押せばスキャンを再実行することが可能。
さらに自動アップデートに、同社の企業向けセキュリティツール「Secunia Corporate Software Inspector」で採用されている“Secunia Package System”を利用できるようになった。“Secunia Package System”では、アップデートパッチとパッチをインストールするためのスクリプトをパッケージ化し、Microsoftの提供する“Windows Update Server Services”や“System Center Configuration Manager”を通じて配布することが可能。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Secunia ApS
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0 Beta(12/02/27)