NEWS(12/03/27 15:37)

クラウドストレージを仮想フォルダ化する「Gladinet Cloud Desktop」がv4.0に

機能の整理とユーザーインターフェイスの一新で使い勝手が向上

「Gladinet Cloud Desktop」v4.0.856「Gladinet Cloud Desktop」v4.0.856

 米Gladinet, Inc.は26日(現地時間)、オンライン上のストレージを仮想フォルダとして扱うことのできるソフト「Gladinet Cloud Desktop」の最新版v4.0.856を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、64bit版も用意されている。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。無償版の“Starter Edition”は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 「Gladinet Cloud Desktop」は、“Windows Live SkyDrive”をはじめとする各種オンラインストレージやFTP/WebDAVサーバーなどを、仮想フォルダとしてエクスプローラへ追加するソフト。クラウドストレージをあたかもローカルフォルダのように扱えるのが便利。前バージョンのv3.0でローカルデータをクラウドストレージへバックアップする機能が追加されるなど、バージョンを重ねるにつれて機能が拡充されてきた。

 しかしその反面、ユーザーインターフェイスが複雑化し、ソフト全体の機能の見通しが非常に悪くなっていた。そこでv4.0では、抜本的な機能の整理とユーザーインターフェイスの再設計が施された。管理画面左上にメニューが新設され、ストレージ関連の設定は[Gladinet Cloud]、バックアップ関連の機能は[Advanced Backup]、その他のユーティリティは[Advanced]の各メニューにそれぞれまとめられている。

ユーザーインターフェイスが再設計され、利用可能な機能の見通しが改善ユーザーインターフェイスが再設計され、利用可能な機能の見通しが改善

タスクトレイ周りのデザインもシンプルにタスクトレイ周りのデザインもシンプルに

 なお、「Gladinet Cloud Desktop」には複数のエディションがラインナップされており、非商用に限り無償で利用できる“Starter Edition”では、追加可能なストレージが1つまで、1つのタスクにつきファイルの転送が1000個までに制限される。この制限を解除するには、上位版の“Professional Edition”(価格49.99米ドル)の購入が必要。“Professional Edition”では、クラウドストレージとローカルストレージの双方向同期をはじめとする上位機能も利用できる。

“Starter Edition”は非商用に限り無償で利用できるが、追加可能なストレージやファイル転送に制限がある“Starter Edition”は非商用に限り無償で利用できるが、追加可能なストレージやファイル転送に制限がある

 また、10GBのオンラインストレージやWebインターフェイス、Mac OS X/iOS向けのクライアントが利用可能な“Premium Edition”(年額59.99米ドルなど)や、チームによるコラボレーションをサポートした“Team Edition”(月額7.99米ドルなど)なども用意されている。

「Gladinet Cloud Desktop Starter Edition」

【著作権者】
Gladinet, Inc.
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7(64bit版を含む)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用のみ)
【バージョン】
4.0.856(12/03/26)

(柳 英俊)