NEWS（12/06/15　16:08）

　ルクセンブルグのSkype Communications SARLは14日（現地時間）、P2P技術を利用した音声・ビデオチャットソフト「Skype」のWindows向け最新版「Skype 5.10 for Windows」を公開した。Windows XP/Vista/7および同64bit版などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

　v5.10では、“連絡先”機能の改善に力が注がれている。まず目につくのは、これまで2つに分かれていた“Skype”と“Facebook”のコンタクトリストが、“連絡先”タブへ統合されたこと。利用するサービスの違いを意識することなく、メッセージを送ったり、ビデオチャットを楽しむことができる。

　また、新しい“連絡先”タブには、最上部に“お気に入り”欄が設けられている。よく通話する相手をドラッグ＆ドロップでそこへ“ピン留め”し、いつでもすばやくアクセスできる。

　そのほか、DirectXによるビデオレンダリングを無効化するオプションが追加されている。このオプションは、DirectX 9をサポートしない古いグラフィックカードとの互換性のために設けられたもので、DirectXの代わりにGDIを利用したビデオレンダリングを行う。ただし、このオプションを利用するためのGUIは用意されておらず、直接設定ファイルを編集する必要がある。