NEWS(12/11/06 17:57)
「Opera 12.10」が正式公開。“SPDY”へ対応したほか拡張機能関連のAPIが拡充される
Windows 8やMac OS X 10.8、Retinaディスプレイにも対応
ノルウェーのOpera Software ASAは6日、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新版v12.10を正式公開した。本バージョンでは、Windows 8やMac OS X Mountain Lion(10.8)への対応、Retinaディスプレイのサポートが追加された。
機能面では、既存のHTTPを拡張して通信を高速化するプロトコル“SPDY”への対応が注目される。“Gmail.com”や“Twitter.com”といった“SPDY”対応サイトでは、コンテンツのダウンロードにかかる時間の短縮が期待できる。また、同社の圧縮通信技術“Opera Turbo”でも“SPDY”が利用可能であるとのこと。リンクへのカーソル移動でDNSの名前解決をバックグラウンド実行する機能“Prefetch DNS”も新たに搭載されている。
また、拡張機能関連のAPIが大幅に拡充。右クリックメニューへの項目追加を可能にする“コンテキストメニュー API”、スクリーンショットの撮影機能を提供する“スクリーンショット API”、読み込んだWebページへ拡張機能が提供する独自のCSSやJavaScriptを追加する“Resource loader API”などが新たに追加された。なお、本バージョンから拡張機能は信頼済みのWebサイトからのみインストール可能となっている。
そのほかにも、現在W3Cで標準化が進められている“Fullscreen API”“Flexbox”への対応や、ICCプロファイルを利用した色管理機能などが追加された。
本ソフトはWindows/Mac OS X/Linux/FreeBSDなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 7 x64で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 12.10(12/11/06)