NEWS(12/11/07 15:00)
Google、動画再生時の電力消費量を抑制した「Google Chrome 23」の安定版を公開
現在位置情報やカメラ、マイクなどへのアクセスを簡単に管理できるように
米Google Inc.は6日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v23.0.1271.64を公開した。最新版の主な変更点は、Webページ上の動画を再生する際のデコードにGPUを利用することで、電力消費量を大幅に抑制したこと。
同社によると、動画のデコードにGPUを利用すると、CPUを利用した場合よりバッテリーの寿命が約25%長持ちしたという。
また、Webサイトが現在位置情報やカメラ、マイクなどへアクセスする場合に、Webサイトごとにアクセスの許可状態を管理できるようになった。アクセス許可状態の管理は、アドレスバーの鍵型アイコンをクリックすると現れるポップアップから簡単に行うことが可能。
さらに、トラッキング拒否申請機能“Do Not Track(以下、DNT)”にも対応した。“DNT”を利用するには、設定画面の“プライバシー”領域にある“閲覧トラフィックと一緒に「トラッキング拒否」リクエストを送信”チェックボックスをONにすればよい。
そのほか、同社の基準で深刻度が4段階中2番目に高い“High”に分類された脆弱性4件を含む11件の脆弱性も修正されたほか、同梱の「Adobe Flash Player」も最新版のv11.5.31.2へ更新され、セキュリティ修正などが施されている。またそれらとは別に、Macのみに影響する脆弱性と64bit版のLinuxにのみに影響する脆弱性が各1件修正されている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 23.0.1271.64(12/11/06)