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無償のスパイウェア対策「Spybot - Search & Destroy」がメジャーバージョンアップ
ユーザーインターフェイスが一新、洗練された使い勝手のよいデザインへ
2012年11月20日 15:31
アイルランドのSafer-Networking Ltd.は19日(現地時間)、無償で利用できる定番スパイウェア対策ソフト「Spybot - Search & Destroy 2.0(Spybot 2)」を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Spybot - Search & Destroy」は老舗のスパイウェア対策ソフトで、スパイウェア、マルウェア、アドウェアを検出・削除可能。ほとんどの機能が私的利用に限り無償で利用できる(寄付歓迎)のが特長で、この分野の定番ツールとされている。
無償版のほかにも、自動化機能を追加した“Home”(9.99ユーロ)や、システム復元ツールを搭載した“Professional”(19.99ユーロ)といった上位エディションも用意されている。また、商用・団体による利用の場合は“Corporate”や“Technician”といった業務用の専用ライセンスを購入する必要があるので注意。
メジャーバージョンアップとなる「Spybot 2」では、ユーザーインターフェイスが一新されており、洗練された使い勝手のよいデザインへと生まれ変わった。新しいメイン画面は“Start Center”と呼ばれており、さまざまなタスクが“Basic”“Advanced”“Professional”の3セクションに整理されている。
“Basic”セクションではよく利用される一般的なタスクが集約されている。“上級者モード(Advanced User Mode)”が無効の場合は、このセクション以外は非表示となる。通常はこのセクションのみを利用することになるだろう。
一方“Advanced”セクションには「Spybot 2」の設定や、ルートキットのスキャンといったより専門的なツールが収められており、ファイルを完全に消去するシュレッダー機能などが利用可能。また“Professional”セクションには、ブートCDの作成やiPhoneのスキャンといった有償機能が含まれている。
ソフトウェア情報
- 【著作権者】
- Safer-Networking Ltd.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(私的利用のみ、寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.0.12.0(12/11/19)