NEWS(12/11/21 16:03)
法人向け延長サポート版の後継「Firefox 17 ESR」「Thunderbird 17 ESR」が公開
「Firefox ESR 10」「Thunderbird ESR 10」は12週間の移行期間ののちにサポート終了
Mozillaは20日、「Firefox ESR 17」と「Thunderbird ESR 17」を公開した。法人向け延長サポート版「Firefox ESR 10」「Thunderbird ESR 10」の後継バージョンとなる。
“法人向け延長サポート版(ESR:Extended Support Release)”は、安定した長期運用が望まれる企業や大学、政府機関、地方自治体向けとされており、セキュリティ問題の修正は通常版の「Firefox」「Thunderbird」と同様、原則6週間ごとにマイナーバージョンアップとして提供されるものの、新しい機能の追加が行われるメジャーバージョンアップは年1回程度(原則7サイクル、42週間おき)に抑えられている。なお、ESR版はWindows、Mac OS X、Linuxが対象で、Android版は提供されない。
「Firefox ESR 17」「Thunderbird ESR 17」は「Firefox 17」「Thunderbird 17」ベースの新バージョンで、ユーザーインターフェイスや機能もそれに準じる。以降9サイクル、54週間に渡ってセキュリティ更新プログラムが提供される予定。
一方、「Firefox 10」「Thunderbird 10」をベースとした旧バージョン「ESR 10」は2サイクル、12週間の移行期間ののちサポートが終了し、「ESR 17」へとアップデートされる。それまではマイナーバージョンアップが通常通り提供される見込み。
なお、次のESR版は「Firefox ESR 24」「Thunderbird ESR 24」で、2013年9月17日のリリースが予定されている。