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オープンソースのWebアプリ開発向けコードエディター「Brackets」Sprint 23が公開
ユーザーインターフェイスの改善と“ライブプレビュー”機能の強化
(2013/4/15 17:56)
米Adobe Systems Incorporatedは12日(現地時間)、オープンソースで開発されているWebアプリ開発向けのコードエディター「Brackets」Sprint 23を公開した。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows XP/Vista/7/8およびMac OSX(10.6/10.7/10.8)。
「Brackets」は、HTML/CSS/JavaScriptでできたHTML/CSS/JavaScriptを記述するためのコードエディター。別のファイルに記述されたCSS/JavaScriptをHTMLタグから呼び出し、その場でインライン編集できるようにする“クイック編集”や、「Google Chrome」をリモートデバッグモードで起動して、編集中のHTMLファイルのリアルタイムプレビューを行う“ライブプレビュー”といったユニークな機能を備える。さらに、拡張機能も利用可能。“GitHub”でホストされていれば、リポジトリのURLを指定するだけで簡単に拡張機能をインストールできる。
本バージョンでは、ユーザーインターフェイスに大きな変更が加えられた。初期のバージョンではエディター上部に設けられたメイン領域が目立っていたが、過去数回のアップデートでその役割は徐々に縮小。今回のアップデートではとうとうこのメイン領域が廃止され、代わりに画面右端にサイドバーが設置されている。
これによりデザインがシンプルになったほか、コードエディター画面が広くなるなどといったメリットが享受できる。現在のところ、このサイドバーには“ライブプレビュー”のボタンが設置されているに過ぎないが、今後は「Brackets」の拡張機能ボタンが配置できるようになるようだ。
そのほか、“ライブプレビュー”機能が強化され、コードエディターで編集中の部分をブラウザーでハイライトできるようになったのも大きな改善点。また、コードヒント(入力補完)機能では、実体参照の補完に対応。たとえば、HTMLでは“<”がタグの開始として解釈されるため“<”と実体参照で記述する必要があるが、これに入力補完機能が利用できるようになる。
ソフトウェア情報
- 「Brackets」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Sprint 23(13/04/12)