教えて!助けて!! Adobe先生
アドビ史上“最も太い”! 開発中の新極太バリアブルフォント「ネオクロ」とは
フォントの日にちなんで「Adobe Fonts」に個性豊かなフォントが続々追加
2026年4月17日 09:00
日々、生活の中でさまざまなフォントを目にする機会があると思いますが、みなさんは「フォント」というと何を思い浮かべますか。Webサイトやメール、お菓子のパッケージなど、フォントは“文字”としてだけではなく、作り手の思いを伝える上でも大事な役割を果たしています。
そんなデザインの重要な要素となっているフォントにあらためて注目してもらうことを目的に、アドビは4月10日を「フォ(4)ント(10)の日」に制定しました(認定・登録は2017年)。
本記事では「フォントの日」にちなんで発表された、現在アドビが開発中の新極太フォント「ネオクロ」と、Adobe Fontsのラインナップ拡充について掘り下げます。
開発中の新極太フォント「ネオクロ」とは?
「ネオクロ」は、アドビフォント開発チームのタイプデザイナー・吉田大成氏のもと、Adobe Originalsの日本語フォントの中で“最も太い極太書体”として開発が進められています。新しいという意味をもつ“ネオ”と、極太フォントを意味する“ブラック(黒)”をあわせた「ネオクロ」は、手書き文字や街中で見かける看板や標識などからの“採取”をヒントに、インパクトがありながらも読みやすいフォントとしてデザインされています。
ぷっくりとした柔らかなエレメントと、先端にかけて細く抜けるハライや三角形の点を組み合わせたデザインが特徴的で、力強さと親しみやすさ、そしてユニークな表情を併せ持っています。近年需要が高まっている動画のサムネイルやリリックビデオ、ゲーム、お菓子のパッケージなど、視線を引きつける強いインパクトが求められるシーンでの活用が期待されます。
また、バリアブルフォントとして設計されており、字幅を縦横方向に変化できるため、限られたスペースにも密度高く文字を配置することが可能です。
さらに、漢字は正方形を維持しながら、仮名や欧文は最大でその半分まで圧縮できる設計が施されています。この字幅のコントラストにより、リズムのある組版が生まれ、可読性と表現力を両立します。また、仮名の位置を細かく調整できる専用の軸も搭載されており、これまでにない柔軟なタイポグラフィ表現を実現します。
現在「ネオクロ」は鋭意開発中であり、リリース日が決まり次第、改めて発表される予定です。
個性豊かなフォントがAdobe Fontsに続々追加!
「フォントの日」に合わせて、Adobe Fontsには新たなパートナーやフォントが多数追加されました。
これらの個性的なラインナップ拡充により、Adobe Fontsで利用できる日本語フォントは1,100を超え、全体では35,000以上のフォントが利用可能となりました。Adobe Fontsは、無料から使える商用利用にも安全なフォントライブラリです。Adobe Creative Cloudの有償メンバーであれば追加料金なしで利用できるため、デザインワークの幅を大きく広げることができます。
Adobe Fontsはアドビ製品だけでなく、WordやExcelなどのビジネスアプリや、Webフォントでも利用することができますので、ぜひさまざまな用途にご活用ください。
著者プロフィール:Takashi Iwamoto
アドビ株式会社 / Creative Cloud セグメントマーケティング部 マーケティングマネージャー
2004年にアドビ システムズ社に入社。Illustrator、Photoshop、InDesignなどのデザインツールを担当。一貫して広くデザイン、印刷市場へ最新製品を訴求。担当製品も多く、Adobe FontsやAdobe Fresco、Creative Cloudで新たに追加されたサービスやツール、モバイルアプリにも注力をしている。

































