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デザインが可変する、Adobeの2軸日本語バリアブルフォント「百千鳥」ついにリリース

「Illustrator」が可変の仮想ボディとCOLR形式フォントをサポート

Adobeの2軸日本語バリアブルフォント「百千鳥」

 アドビ(株)は2月13日、Adobe Originalsの新バリアブルフォント「百千鳥(ももちどり)」を正式公開した。構想から完成まで15年の開発期間を経て、「Adobe MAX Japan 2025」(同日開催)において発表された「Adobe Illustrator」の機能強化に合わせてリリースされる。

 「百千鳥」は、可変の仮想ボディとカラーグリフを特徴とする、2軸日本語バリアブルフォント。文字の字幅と太さを自由に変更することができ、Illustrator上のスライダーでより直感的にコントロール可能となっている。

文字の字幅と太さを自由に変更可能

 また、太さのバリエーションだけでなく、縦長から横長までの広い範囲の縦横比の文字の形をカバーし、横組みにも縦組みにも対応。ユーザーの調整に合わせてデザイン(字形)自体も可変する。

字幅の調整に合わせてデザインが可変する

 なお、あわせて「Illustrator」でも可変の仮想ボディとCOLR形式フォントのサポートも追加。これにより、ユーザーはOSレベルで提供されているこの種のフォントを自動的に使用できるようになる。