ニュース

Webブラウザーだけで完結できる3Dコンテンツ制作ツール「Adobe Project Neo」がベータ版に

色・形・光・視点を含む3Dデザインの作成と編集がスムーズに可能

Webブラウザー上で利用できる3Dコンテンツ制作ツール「Adobe Project Neo」

 米Adobeは10月14日(現地時間)、同社主催のクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX 2024」において、Webブラウザー上で利用できる3Dコンテンツ制作ツール「Adobe Project Neo」をベータ公開したと発表した。Webアプリ版として専用サイトにて利用できる。

「Adobe Project Neo」紹介動画

 「Adobe Project Neo」は、3Dシェイプやアートワークの作成と編集をWebブラウザーだけで完結できる制作ツール。昨年の「Adobe MAX 2023」の「Sneaks」セッションにてプレビューされたもので、プライベートベータ版にはこれまで62,000人以上のユーザーが参加し、そのフィードバックにより「Project Neo」の開発は進化、新機能を追加できたという。

 シェイプ エディター(Shape Editor)機能は、Adobe IllustratorなどのAdobe Creative Cloudツールユーザーが慣れ親しんだデザインとUIに従っており、既存のデザインワークフローと連携することで、すぐに使い始めることが可能となっている。

画面右側に表示される設定ツール
オブジェクトの重なりを調整
ライティング(影)を調整

 「Adobe Project Neo」では、デザインの無限のバリエーションを非破壊で素早く編集および微調整することができ、Adobe Project Neoで作成したアートワークはベクター(SVG形式)としてAdobe Illustratorで開くことができるため、アートワークの編集を継続し、デザイン構成に追加することもできる。

 また、デザインを共有して共同作業を行ないたい場合は、アートワークへのリンクを共有し、他のチームメンバーを招待してWebブラウザー上で共同でデザイン作業を行なうことも可能。履歴スライダーを使用してアートワークが作成された経過を確認することもできる。

トップページにはコミュニティの作品が並ぶ。版権モチーフのものも公開されているようだ