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「Adobe Premiere Pro」「Adobe After Effects」ベータ版に数多くの新機能
素材のAI検索やキャプションの翻訳機能が追加、「Frame.io」のC2CはEOS C80などに対応
2025年1月24日 16:04
米Adobeは1月23日(現地時間)、映像編集ソフト「Adobe Premiere Pro」「Adobe After Effects」のベータ版と「Frame.io」をアップデートしたことを発表した。ベータ版では数多くの新機能が搭載されている。
「Adobe Premiere Pro」(ベータ版)のアップデート
メディアインテリジェンス機能を強化
ベータ版では、新たにAIによるメディアインテリジェンス機能が搭載され、新しい検索パネルが追加された。AIが映像内のオブジェクト、場所、カメラアングルなど、コンテンツの特徴を自動的に検出し、クリップにメタデータとして埋め込んでくれる。
ユーザーは自然言語を使用し、描写、セリフ、撮影日、カメラの種類などのメタデータでクリップを高速に検索可能。例えば、『スケートをする人物のレンズフレア効果付きの映像』といった文言で検索し、関連するクリップを見つけられる。また、『カリフォルニア』と検索すれば、関連するビジュアルやセリフに加え、撮影場所など埋め込まれたメタデータをもとに見つけることも可能だ。
「Adobe After Effects」(ベータ版)のアップデート
キャッシュシステムの導入
より高速なキャッシュシステムを導入し、コンピューターのRAMと高性能の接続ハードディスクの両方を使用することで、これまで以上に大規模で複雑なプロジェクトを高速でプレビュー、再生可能。また、作品を再生する際に、RAMの容量に制限されなくなっている。
HDRモニタリング機能が追加
モニタリング機能がPQおよびHLG方式のHDRビデオをサポート。モーションデザイナーはHDR対応のビデオスコープでHDRコンポジションを正確に表示できる。ラップトップでの作業時や、I/Oハードウェア経由でHDR信号をリファレンスモニターに送信している場合でも、SDRで作業するのと同程度の容易さで作業することができるという。