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デザインが可変する日本語バリアブルフォント「百千鳥」にアップデート、小書きの仮名の表示位置を見直し
削除&再追加でフォントを最新バージョンに
2025年6月23日 06:45
アドビ(株)は6月19日、同社のサブスクリプションサービス「Adobe Fonts」において提供中の、日本語バリアブルフォント「百千鳥」および、日本語フォント「源ノ角ゴシック」のアップデートを実施した。フォントデザイナーによる細やかな調整により、文字組みがさらに美しく改善されている。
百千鳥では拗音・促音の表示位置を見直し
「百千鳥」では、拗音(ちゃ、ちゅ、ちょなど)、促音(っ)といった小さく書く文字の表示位置を見直し、文中でより適切なポジションになるように調整。さらに、一部の仮名のデザイン修正も行なわれており、「メ」の2画目の形が調整されたほか、「を」のパスエラーが修正された。
源ノ角ゴシックはUnicode URO and Extension A、8つのSVSesに対応
「源ノ角ゴシック」では、Unicode URO and Extension Aに完全対応。下記の文字が新しく追加された。
U+9FF0, U+9FF1, U+9FF2, U+9FF3, U+9FF4, U+9FF5, U+9FF6, U+9FF7, U+9FF8, U+9FF9, U+9FFA, U+9FFB, U+9FFC, U+9FFD, U+9FFE, U+9FFF, U+4DB6, U+4DB7, U+4DB8, U+4DBA, U+4DBB, U+4DBC, U+4DBD, U+4DBE, and U+4DBF
また、Unicode Version 16.0で追加された8つのSVSes(Standardized Variation Sequences)に対応した。
<2018 FE00>(VS1) <2018 FE01>(VS2), <2019 FE00>(VS1) <2019 FE01>(VS2), <201C FE00>(VS1) <201C FE01>(VS2), <201D FE00>(VS1), <201D FE01>(VS2)