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統合開発環境「Eclipse」の新しい年次リリース「Eclipse 4.3 Kepler」が公開

54の組織から420人の開発者が参加、71のプロジェクトと58万のコードから成る

「Eclipse」v4.3

 加Eclipse Foundation, Inc.は26日(現地時間)、統合開発環境「Eclipse」の新しい年次リリース「Eclipse 4.3」(コードネーム:Kepler)を公開した。現在、“Eclipse.org”から無償でダウンロードできる。

 「Eclipse」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応の統合開発環境。Javaで実装されているが、Java以外の言語・プラットフォームもサポートしている。プラグインで機能を拡張することにより、組み込みデバイス向けのソフトからWeb開発に至るまでの幅広い用途に利用できる。

 今回公開された「Eclipse 4.3 Kepler」は、12日にリリースされた「Java EE 7」に対応。ビルドツール「Maven」と統合された「Eclipse Web Tools Platform(WTP)3.5」、ビジネスプロセス管理スイート「Stardust 1.0」、ブラウザーベースの開発を実現する「Orion 3.0」、「MongoDB」と「Cassandra」をサポートし、ビッグデータを可視化するレポーティングシステム「Business Intelligence and Reporting Tools(BIRT) 4.3」、コードレビュー機能を強化したアプリケーションライフサイクル管理フレームワーク「Mylyn 3.9」などが含まれている。

ソフトウェア情報

「Eclipse」
【著作権者】
Eclipse Foundation, Inc.
【対応OS】
(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.3(13/06/26)

(柳 英俊)