RAMディスク作成ソフト「SoftPerfect RAM Disk」v3.4が公開、Windows 8.1をサポート

「SoftPerfect RAM Disk」v3.4

　RAMディスクの作成・管理ソフト「SoftPerfect RAM Disk」の最新版v3.4が、1日に公開された。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。

　「SoftPerfect RAM Disk」は、いわゆる“RAMディスク”と呼ばれる仮想ディスクをメインメモリ上に作成するソフト。電源を喪失すると内容が失われるという欠点を抱えるものの、物理ディスクよりもはるかに高速で、キャッシュや一時ファイルの置き場として有用。本ソフトは非商用目的に限り無償で利用可能で、作成できるディスクの大きさや数に事実上制限がなく（OS由来の制限はあり）、幅広いユーザーにお勧めできる。ただし、OS管理外領域を活用する機能は搭載されていないので注意。

　今回のアップデートでは、スナップショットの作成やシャドウコピーを含めたハードディスクのエミュレーションに対応。パフォーマンスが多少犠牲になるものの、これまで対応していなかった復元ポイントの作成が可能になるなど、実際のハードディスクとほぼ同等に扱えるようになるのが魅力。

　また、必要に応じてRAMディスクに保存したファイルをイメージファイルへ保存する機能が追加されたのも大きな変更点と言えるだろう。本機能は独自形式のイメージファイル（SVI形式）をRAMディスクとしてマウントし、“Save Contents to Image”というチェックボックスをONにした場合にのみ利用可能。ツールバーの保存ボタンが有効になり、RAMディスクの内容をイメージファイルへ書き出せるようになる。

イメージファイルをRAMディスクとしてマウントし、“Save Contents to Image”というチェックボックスをONに

ツールバーの保存ボタンが有効に。内容をイメージファイルへ書き出せる

　なお、本ソフトの対応OSは64bit版を含むWindows XP以降。本バージョンからWindows 8.1もサポートされる。