「Writer」がDOCXの保存に対応した「KINGSOFT Office 2013 Standard」v9.1.0.4256

「KINGSOFT Office 2013 Standard」v9.1.0.4256

　キングソフト（株）は、「Microsoft Office」と高い互換性をもつ低価格な統合オフィス環境「KINGSOFT Office 2013 Standard」の最新版v9.1.0.4256を公開した。最新版の主な変更点は、ワープロソフト「Kingsoft Writer」がDOCX形式でのファイル保存に対応したこと。

　これまでも、DOCX形式の文書ファイルを開くことはできたが、今回新たに保存にも対応した。なお、表計算ソフト「Kingsoft Spreadsheets」はv9.1.0.4057からXLSX形式でのファイル保存に対応しているが、プレゼンテーションソフト「Kingsoft Presentation」は本バージョンでもPPTX形式でのファイル保存に対応していない。

“ソルバー”機能

　また、「Kingsoft Spreadsheets」には本バージョンから“ソルバー”機能が追加された。ソルバー機能は「Microsoft Office」ではアドインとして提供されている機能で、指定した複数の変数と制約条件から最適な解を得ることができる。たとえば、二次方程式などの解を求めることが可能。

　ソルバー機能は［データ］リボンの［What-If分析］ボタンから展開するメニューにある［ソルバー］項目を選択することで利用でき、制約条件には“以上”“等しい”“以下”“整数”“バイナリ”が用意されている。結果はシート上に反映するほか、新規シートに詳しい内容を出力することも可能。

制約条件の設定ダイアログ

新規シートに詳しい内容を出力することも可能

　本ソフトは、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8に対応する4,980円（税込み）などのシェアウェアで、試用期間は30日。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、本ソフトには「Yahoo!ツールバー」が同梱されており、本ソフトのインストール時に導入の可否を選択できる。