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WebDAVクライアントソフト「CarotDAV」v1.11.0が公開、WebDAVサーバー機能を追加
クライアント証明書を選択する機能の追加や不具合の修正、機能の改善も
(2014/11/12 17:49)
WebDAVクライアントソフト「CarotDAV」の最新版v1.11.0が、10日に公開された。本バージョンでは、ローカル用の簡易WebDAVサーバー機能が追加されている。
「CarotDAV」は、HTTP 1.1を拡張してWebサーバー上のファイルを管理可能にしたプロトコル“WebDAV”が扱えるクライアントソフト。FTP/FTPS/IMAPなどのプロトコルにも対応するほか、“Dropbox”“Google ドライブ”“OneDrive”“Box”“SugarSync”などのオンラインストレージへ接続することもできる。
新しく追加されたWebDAVサーバー機能を利用すると、「CarotDAV」に登録済みのサーバーへWebDAVプロトコルでアクセスすることが可能。たとえば「CarotDAV」のWebDAVをネットワークドライブへ割り当て、エクスプローラから「CarotDAV」に登録済みのサーバーへアクセスするといった使い方が可能だ。
WebDAVサーバー機能を有効化にするには、[Tool]-[Enable WebDAV Server]メニューのチェックをONにすればよい。WebDAVサーバーの設定は、設定ダイアログにある[DAV Server]タブで行える。WebDAVサーバーにドライブレターを割り当てたり、Webフォルダとしてエクスプローラへ追加することが可能だ。
そのほかにも、クライアント証明書を選択する機能が追加された。また、さまざまな不具合の修正や機能の改善も施されている。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012に対応する寄付可能なフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0または.NET Framework 4が必要。
編集部追記:「CarotDAV」のWebDAVサーバー機能はローカル用の簡易サーバーとなっているため、認証機能やSSLを搭載していないので注意。外部に公開してしまうことがないように、ループバックアドレスを割り当てて利用することが推奨されている。
ソフトウェア情報
- 「CarotDAV」
- 【著作権者】
- Rei HOBARA 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付可能)
- 【バージョン】
- 1.11.0(14/11/10)