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リモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」v2.0が公開、ベータ版から正式版に

Windows 10にも対応

「AnyDesk」v2.0

 リモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」の最新版となるv2.0が、1日に公開された。「AnyDesk」はこれまでベータ版として公開されてきたが、本バージョンより正式版となっている。

 「AnyDesk」は、「Google Chrome」風のタブインターフェイスをもつリモートデスクトップ操作ソフト。7桁の数字からなる“AnyDesk アドレス”をやり取りするだけで接続を確立できる簡便さが最大の特長。実行ファイル単体で機能するポータブルアプリケーションとしても提供されており、セットアップが不要なのも気軽に使えてよい。

 また、“DeskRT”と呼ばれるGUIに特化した専用のビデオコーデックを搭載するのも特長。同じ色の連続が多い、コントラストが高い、エッジがシャープであるといったGUIイメージの特質をうまく利用して、品質を損なうことなく圧縮率を高めている。

7桁の数字からなる“AnyDesk アドレス”をやり取りするだけで接続を確立可能
接続先のPC。利用する機能を選択して接続を受け入れることができる

 これまでの約1年間のベータテストでは、さまざまな不具合の修正に加え、操作する側と操作される側をスイッチする機能や、グラフィックス描画に“Direct3D”の代わりに“OpenGL”を利用する機能といった新機能が数多く追加された。高DPI環境への対応も行われており、高解像度モニターを利用している環境での使い勝手も向上している。また、本バージョンではWindows 10との互換性も確認された。

 なお、「AnyDesk」の無償利用は私的利用に限られているので注意。また、同時接続数は1つに制限されている。これらの制限を解除するには、上位の有償版ライセンスを購入する必要がある。

ソフトウェア情報

「AnyDesk」
【著作権者】
AnyDesk Software GmbH
【対応OS】
Windows XP/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト(私的利用のみ)
【バージョン】
2.0.0(15/07/01)

(樽井 秀人)