ニュース
VideoLAN、ストアアプリ版「VLC」をリニューアル。「VLC for Windows Store」を公開
Windows 10にマッチしたクールなデザインへと刷新。ビデオ再生機能も改善される
(2015/8/18 16:36)
仏VideoLAN Projectは7日(現地時間)、Windows ストアアプリ版「VLC」の最新ベータ版v1.5.0.0を公開した。現在、“Microsoft ストア”から無償で利用可能。本バージョンからソフト名が「VLC for Windows 8」から「VLC for Windows Store」へと変更されている(“Microsoft ストア”で掲載されているソフト名は「VLC for Windows 8」のまま)。
「VLC for Windows Store」は、デスクトップ向けの定番メディアプレイヤー「VLC media player」のWindows ストアアプリ版。Windows Phoneでも動作するユニバーサルアプリとして開発されており、ARM搭載タブレット“Surface RT”“Surface 2”にも対応する。
今回のアップデートでは、Windows 10への最適化が図られたほか、ユーザーインターフェイスデザインが刷新。アニメーションと背景画像を活用した、クールでWindows 10にマッチしたものへと一新された。さらにオプションも拡充され、カスタマイズ性が向上。その一方で設定画面は整理され、以前よりもシンプルなデザインとなっている。また、ミニプレイヤー機能が追加されたのも本バージョンの変更点だ。
一方、内部的な変更点としては、ビデオ出力にDirect3Dを利用するようになったことが挙げられる。これにより、Direct2Dプラグインを利用する従来の方法よりもパフォーマンスが改善されたほか、他のプラットフォームとソースコードの多くを共有できるようになった。さらに、VideoLANではハードウェアデコードによるビデオ出力にも取り組んでいるとのこと。この機能のコードはまだ実験段階にあり、初期状態で無効化されているが、実用化されればローエンドのWindows Phone端末やタブレット端末でも高品質なビデオ再生が可能となる。
そのほかにも、埋め込みアルバムカバーを検出できるようになったほか、DLNA機能の改善などが盛り込まれているという。
ソフトウェア情報
- 「VLC for Windows Store」
- 【著作権者】
- VideoLAN
- 【対応OS】
- Windows 8.1/10(x86、arm)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5.0.0(15/08/07)