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「VLC for Windows 8」がユニバーサルアプリに。ARMタブレットをサポート
「VLC for Windows Phone」とコードの大部分を共通化。開発サイクルを早める
(2015/3/2 14:51)
仏VideoLAN Projectは2月27日(現地時間)、「VLC for Windows 8」の最新版v1.1.0.3を公開した。本アプリはデスクトップ向けの定番メディアプレイヤー「VLC media player」のWindows ストアアプリ版。今回のアップデートでユニバーサルアプリ化されたことにより、従来サポートされていなかったARM搭載タブレット“Surface RT”“Surface 2”でも動作可能となった。また、次期OS「Windows 10」にもいち早く対応しているとのこと。
VideoLANは1月末にWindows Phone 8.1で動作する「VLC for Windows Phone」をリリースしているが、今回公開された「VLC for Windows 8」はそれとコードの多くを共有しており、ユーザーインターフェイス部分を記述するXAMLコードの80%、ロジック部分を記述するC#コードの95%以上が共通のものとなっているという。これにより、双方のプラットフォームでの使い勝手に一貫性をもたせられるほか、不具合の修正にかかるコストを削減することができるという。VideoLANでは今後、少なくとも週に1回を目標にアップデートをリリースする考えだ。
また、本バージョンではプレイリストの作成・編集機能がサポートされた。また、ビデオ画面では“テレビ番組”と“カメラロール”というカテゴリーが追加された。“テレビ番組”ではシリーズ物の番組を自動検出することができるという。そのほかにも、現在聞いている曲の情報を[共有]チャームで共有する機能などが追加されている。
なお、ユニバーサルアプリ化に伴い、DLNAやアルバムカバーの編集といった一部機能が利用できなくなっている。これらの機能は、今後のバージョンアップで再び利用可能となる見込みだ。
ソフトウェア情報
- 「VLC for Windows 8」
- 【著作権者】
- VideoLAN
- 【対応OS】
- Windows 8.1(x86, x64, ARM)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0.3(15/02/27)