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「VLC for Windows 8」がユニバーサルアプリに。ARMタブレットをサポート

「VLC for Windows Phone」とコードの大部分を共通化。開発サイクルを早める

「VLC for Windows 8」v1.1.0.3

 仏VideoLAN Projectは2月27日(現地時間)、「VLC for Windows 8」の最新版v1.1.0.3を公開した。本アプリはデスクトップ向けの定番メディアプレイヤー「VLC media player」のWindows ストアアプリ版。今回のアップデートでユニバーサルアプリ化されたことにより、従来サポートされていなかったARM搭載タブレット“Surface RT”“Surface 2”でも動作可能となった。また、次期OS「Windows 10」にもいち早く対応しているとのこと。

 VideoLANは1月末にWindows Phone 8.1で動作する「VLC for Windows Phone」をリリースしているが、今回公開された「VLC for Windows 8」はそれとコードの多くを共有しており、ユーザーインターフェイス部分を記述するXAMLコードの80%、ロジック部分を記述するC#コードの95%以上が共通のものとなっているという。これにより、双方のプラットフォームでの使い勝手に一貫性をもたせられるほか、不具合の修正にかかるコストを削減することができるという。VideoLANでは今後、少なくとも週に1回を目標にアップデートをリリースする考えだ。

 また、本バージョンではプレイリストの作成・編集機能がサポートされた。また、ビデオ画面では“テレビ番組”と“カメラロール”というカテゴリーが追加された。“テレビ番組”ではシリーズ物の番組を自動検出することができるという。そのほかにも、現在聞いている曲の情報を[共有]チャームで共有する機能などが追加されている。

プレイリストの作成・編集機能をサポート
曲の情報を[共有]チャームで共有する機能

 なお、ユニバーサルアプリ化に伴い、DLNAやアルバムカバーの編集といった一部機能が利用できなくなっている。これらの機能は、今後のバージョンアップで再び利用可能となる見込みだ。

ソフトウェア情報

「VLC for Windows 8」
【著作権者】
VideoLAN
【対応OS】
Windows 8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0.3(15/02/27)

(樽井 秀人)