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サイバーリンク、写真の顔をより手軽に美しく加工できる「PhotoDirector 7」

最大100枚まで重ねられるレイヤーや、主役を引き立たせるボケなども利用可能に

「PhotoDirector 7」v7.0.6901.0

 台湾のCyberLink Corp.は15日(現地時間)、高機能な写真編集ソフト“PhotoDirector”シリーズの最新版「PhotoDirector 7」のダウンロード販売を開始、体験版を公開した。最新版では、ポートレートのための専用ツール強化で人物の顔をより簡単に美しく加工できるようになったほか、レイヤー機能やボケ味の追加機能などが加わっている。

 最新版ではポートレート写真をより美しく仕上げることのできる“ビューティーメイク機能”が強化された。被写体の顔を小顔に補正できる“小顔”や、瞳を大きく見せることができる“デカ目”、肌のテカリを抑える“テカリ消し”、目元のくまを消す“くま消し”ツールが新たに加わった。顔や瞳の輪郭などは自動認識されるため、スライダーを左右するだけで簡単に補正を行える。

 また、写真編集にレイヤーが利用可能になった。1枚の写真に最大100枚までレイヤーを重ねられ、別の写真を重ねたり、“ペン ツール”や“テキスト ツール”などを使った書き込み、グラデーションや塗りつぶしなどが行える。さらに、14種類の“描画モード”が用意された。背景の写真へ重ねる写真に、もっとも暗いピクセルは残し、もっとも明るいピクセルを透明にする“乗算”や、基本色を暗くしつつ合成する“焼き込みリニア”など、さまざまな効果を施した合成が可能。

強化された“ビューティーメイク機能”(公式サイトより引用)
最大100枚ものレイヤーを重ねることが可能
動きのあるボケ味を簡単に加えることができる

 さらに、写真へ意図的にボケ味を加えられるようになった。“ぼかしツール”で円形または上下の枠で主役を設定し、それ以外の部分にボケ味を加えることで主役を強調できる。点光源の輝きを十字型や星型に表現できるクロスフィルター風にぼかしの形を変形させられる“ピンぼけ”や、露光間ズーム風の動きがあるボケ味を追加できる“焦点ズーム”などのエフェクトも用意されている。

 「PhotoDirector 7」は、64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10に対応しており、30日間利用できる体験版が現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。製品版はダウンロード販売で購入でき、一通りの機能を備えた「PhotoDirector 7 Ultra」が9,800円(税込み)、色調補正ソフト「ColorDirector 4」を同梱した「PhotoDirector 7 Suite」は15,980円(税込み)など。また、パッケージ版が10月9日に発売予定。

ソフトウェア情報

「PhotoDirector 7」体験版
【著作権者】
CyberLink Corp.
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
体験版(製品版はダウンロード販売 9,800円(税込み)など)
【バージョン】
7.0.6901.0(15/09/15)

(市川 祐吉)