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プライベートブラウジングモードに追跡防止機能を追加した「Firefox 42」がベータ版に
タブのインジケーターアイコンをクリックして音声を簡単にミュートする機能なども
(2015/9/24 15:22)
Mozillaは23日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョン「Firefox 42」のベータ版を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロードできる。
「Firefox 42」では、新たに“プライベートブラウジング”モードでトラッキング防止機能が利用できるようになった。この機能を利用すれば、ページ内にあるコンテンツのうち、第三者(サイト運営者以外の業者。たとえば広告配信業者)による行動追跡を許可しているものをブロックし、非表示にすることが可能で、これによりプライバシーをより一層高めることができる。
なお、この機能を有効化するとページのレイアウトが崩れる場合があるが、アドレスバーに表示される“盾”アイコンをクリックすると現れる“コントロール センター”パネルで一時的に無効化することもできる。“コントロール センター”は既存のセキュリティ情報パネルをリニューアルしたもので、「Firefox 41」から利用可能。閲覧サイトのセキュリティとプライバシーをチェックするのに便利だ。
また、音声を再生しているタブに表示されるインジケーターアイコンをクリックすることで、タブを簡単にミュートする機能が追加された。アクティブでないタブの音声も、タブを切り替えることなくミュートすることができて便利だ。なお、Flashコンテンツをミュートするためには、「Adobe Flash Player 19」以降が必要となる。
そのほかにも、ログインマネージャーの改良、IPv6サポートをはじめとする“WebRTC”の改善、Wi-Fi経由でAndroid版「Firefox」のリモートデバッグを行う機能の追加などが行われている。
ソフトウェア情報
- 「Firefox」Windows向けベータ版
- 【著作権者】
- contributors to the Mozilla Project
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/8/10および64bit版のVista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 42.0b1(15/09/23)