ニュース
Windows 10に対応した脆弱性緩和ツール「EMET 5.5」のベータ版が公開
グループポリシーでの管理もサポート。Windows 10では新たな緩和策も導入される
(2015/10/6 15:32)
米Microsoft Corporationは1日(現地時間)、アプリケーションの脆弱性を緩和するセキュリティツール「Enhanced Mitigation Experience Toolkit 5.5」のベータ版を公開した。現在、同社のダウンロードセンターから英語版を無償でダウンロードできる。
「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」は、ソフトに存在する未修正の脆弱性が悪用されるのを防止するセキュリティツール。さまざまな脆弱性緩和技術を追加することにより、脆弱性のあるアプリケーションにセキュリティ更新プログラムが提供されるまでの間、システムを攻撃から保護する。
「EMET 5.5」ではWindows 10が新たにサポートされたほか、緩和策や公開鍵ピンニングの設定がすべてグループポリシーで管理できるようになっている。また、Windows 10では信頼されていないフォントをブロックする新たな緩和策が利用できるようになった。そのほかにも、ユーザーインターフェイスの不具合修正やパフォーマンスの改善が施されているという。
ソフトウェア情報
- 「Enhanced Mitigation Experience Toolkit」ベータ版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/8.1/Server 2012 R2/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.5.5736.25442(15/10/01)