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Mozilla、「Firefox」のリリースサイクルを変更

6週間固定のリリースサイクルから、6週間から8週間の幅を持たせたリリースサイクルへ

 Mozillaは4日(米国時間)、公式ブログ“Future Releases”で、「Firefox」のリリースサイクルに若干の変更を加えることを明らかにした。

 「Firefox」は4年前にトレインモデルと呼ばれる定期的なリリースサイクルが採用されて以来、6週間おきに新しいメジャーバージョンがリリースされてきた。しかし、4年間の運用のなかで、いくつかの改善点が明らかになったという。

 Mozillaによると、「Firefox」は今後、6週間という期間に固執することなく、6週間から8週間の幅を持たせたリリースサイクルに移行するとのこと。リリース間に最低6週間の作業時間を確保しつつ、ユーザーやマーケットのニーズに合わせてリリース日を臨機応変に調整できるようにしたり、時期によってはリリース間隔に猶予を持たせることで貢献者が安心して休暇をとれるようにするといった狙いがあるようだ。

 なお、年内の具体的なスケジュールは以下の通り。新しいサイクルのもとでも、今までと変わらない年間アップデート数を提供するという。

  • 1月26日 :「Firefox 44」
  • 3月8日 :「Firefox 45」「Firefox ESR 45」(6週間サイクル)
  • 4月19日 :「Firefox 46」(6週間サイクル)
  • 6月7日 :「Firefox 47」(7週間サイクル)
  • 8月2日 :「Firefox 48」(8週間サイクル)
  • 9月13日 :「Firefox 49」(6週間サイクル)
  • 11月8日 :「Firefox 50」(8週間サイクル)
  • 12月13日 :「Firefox 50.0.1」(6週間サイクル、緊急性のある不具合が有った場合)

 なお、「Firefox 51」はひとつ前のリリースの6週間後にリリースされる。

(樽井 秀人)