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Microsoft、「Skype」の諸機能をUWP版へ再統合。近くプレビュー版を提供へ

まずはPC向けに。将来的にはモバイル版やWindows デスクトップ版もUWPで置き換え

UWP版「Skype」(同社ブログより引用)

 米Microsoft Corporation傘下のSkypeは24日(現地時間)、“ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)”版「Skype」を“Windows Insider”参加ユーザーへプレビュー版として提供する計画を明らかにした。今後数週間以内にリリースされるという。

 同社は昨年7月にWindows ストアアプリ版の「Skype for Modern Windows」を廃止して、デスクトップ向け「Skype」を「Skype for Windowsデスクトップ」へ一本化。11月にリリースされた「Windows 10」バージョン1511では、テキストメッセージ機能を「メッセージング」アプリ、通話機能を「Skype ビデオ」アプリへと分割し、Windowsに統合していた。しかし、このように似たようなアプリが乱立する状況はユーザーの混乱を招き、改善を望むフィードバックが多数寄せられていたようだ。

 そこで、同社は再び単一の“ユニバーサル Windows プラットフォーム”アプリと統合することにしたという。UWP版「Skype」では重複するメニューを排除してルック&フィールが簡素化されるほか、“Microsoft アカウント”と“Skype ID”のリンク、1対1での通話とメッセージ送信、写真の送信、通知の表示、既存のグループチャットへの参加などがサポートされるとのこと。

 なお、UWP版「Skype」の品質が一定水準に達するまでは、「Skype for Windowsデスクトップ」もこれまで通り提供されるようだ。ただし、いずれはUWP版「Skype」で置き換えられる見込み。また、初期バージョンのUWP版「Skype」はデスクトップのみをサポートするが、将来的にはモバイル向けも統合され、単一のUWPアプリで利用可能となる予定だ。

(樽井 秀人)