レビュー
Google ChromeのHTML5 Videoに再生速度の変更機能を追加する「Video Speed Controller」
ビデオの早送り・巻き戻しも可能で、キーボードショートカット機能も搭載
2016年6月15日 05:05
「Video Speed Controller」は、HTML5の“video”タグで埋め込まれているビデオに早送り・巻き戻し・再生速度の変更機能を追加する「Google Chrome」用の拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v51.0.2704.84で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
HTML5 Videoではビデオの再生速度を変更するAPIが提供されているが、「Google Chrome」標準のプレーヤーでは利用できない(「Microsoft Edge」「Firefox」では再生速度の変更が可能)。この問題を解決するのが、今回紹介する「Video Speed Controller」だ。
本拡張機能をインストールすると、HTML5 Videoの左上に薄く再生速度がオーバーレイ表示される。その上へマウスカーソルを移動させると、再生速度をコントロールするためのバーが現れ、[+][-]ボタンでビデオの再生速度を変更できるようになる。また、[<<][>>]ボタンを利用して早送りと巻き戻しを行うことも可能。バーが邪魔な場合は、[×]ボタンを押せば表示されなくなる。
さらに、本拡張機能はキーボードショートカットもサポートしている。初期設定では[S]キーで再生速度ダウン、[D]キーで再生速度アップ、[R]キーで再生速度のリセットが行えるほか、[Z]キーで10秒の巻き戻し、[X]秒で10秒の早送りが可能。これらの設定は拡張機能の設定画面で自由にカスタマイズできる。
ソフトウェア情報
- 「Video Speed Controller」
- 【著作権者】
- Ilya Grigorik 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.3.0(16/05/21)